八尾市文化財情報システム 文化財詳細
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名前 顕証寺(けんしょうじ)本堂
分類 文化財
画像
指定文化財 府指定文化財
解説  本堂は、宝永4年(1707)の大地震で倒壊した後、本願寺直系の大工により正徳6年(1716)に再建されました。
 本瓦葺の入母屋造で、大きさは桁行(けたゆき)十三間(33.68m)、梁行(はりゆき)十一間(32.20m)あり、市内最大の木造建築物で、大阪府下の真宗寺院でも最大規模を誇ります。
 近世以降の真宗寺院本堂特有の建て方で、外陣(げじん)は4本の太い円柱を用いて堂内の空間を広くとり、また梁の上は彩色や彫刻で装飾するなど、近世の建築技術を集約した優れた建物で、その後に建立された真宗寺院本堂の手本となっています。
 保存状態も良く、庫裏、表門、築地塀、長屋、長屋門、渡廊(わたろう)、鐘楼、手水舎とともに寺内町の歴史的景観をよく残しています。

  *外陣・・・寺院の本堂で、本尊を安置した内陣(ないじん)の外側にある参拝のための場所
[平成31年3月22日指定]
種類 建造物
時代 江戸時代中期
関連する文化財 久宝寺寺内町
場所 D地区
所在地 八尾市久宝寺4丁目
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