八尾市文化財情報システム 文化財詳細
戻る 使い方を表示
名前 高安千塚古墳群郡川南支群 郡川16号墳出土品
分類 文化財
画像
指定文化財 市指定文化財
解説 [高安千塚古墳群郡川南支群について]
 高安千塚古墳群は、大字服部川を中心とした地域に高安山麓につくられた230基の横穴式石室を主体とする6世紀代を中心とした古墳群です。
 郡川16号墳は、古墳群南端の郡川南支群にあり、最古形式である穹窿(ドーム)状天井の右片袖式の横穴式石室を有する直径約15mの円墳です。
[出土品について]
 昭和41年(1966)の大阪府教育委員会による調査で石室内から出土しました。
 須恵器や土師器、ミニチュア炊飯具(竈・鍋)、韓式土器が計42点、耳環1点、鉄釘5点、鎹1点、石製品の玉2点があります。
 出土した須恵器から、6世紀初頭の埋葬以降、7世紀までの長期にわたり埋葬が行われたことがわかりました。
[出土品の評価]
 穹窿状天井の石室形態や釘付きの木棺、ミニチュア炊飯具、韓式土器の副葬品から、朝鮮半島との密接な交流を示す、高安千塚古墳群開始期の初現となる古墳からの出土品で、高安千塚古墳群の性格を考えるうえで重要です。
種類 考古資料
時代 古墳時代後期
関連する文化財 高安千塚古墳群
場所 歴史民俗資料館
所在地 八尾市千塚
地図