八尾市文化財情報システム 文化財詳細
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名前 美園(みその)古墳 家形埴輪(いえがたはにわ)
分類 文化財
画像
指定文化財 国指定文化財
解説  美園古墳は、古墳時代前期の古墳で、現在の地表より1m下で確認されました。1辺約7.2mの方墳で、幅約2mの周濠(しゅうごう)がめぐっています。周濠の北隅部から精巧な家形埴輪2点と壺形(つぼがた)埴輪25点が発見されました。

【家形埴輪の特徴】
 家形埴輪のうち1点は二階建てになっていて、入母屋造(いりもやづくり)で高床式住居(たかゆかしきじゅうきょ)で、高さが約70cmあります。
 屋根の上には鰭飾りが付いています。二階部分の外壁四方の中央部には、線刻(せんこく)で盾(たて)を表現し、内部にはベッドを置いているのが大変珍しいものです。
 もう1つの家形埴輪は切妻造(きりつまづくり)の倉庫で、高さが約31cmあります。外壁には綾杉文が描かれています。

[平成7年 6月15日指定 重要文化財]
種類 考古資料
時代 古墳時代前期
関連する文化財 美園古墳の壺形埴輪、中田古墳出土埴輪
場所 C地区
所在地 八尾市美園町4丁目
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