八尾市文化財情報システム 文化財詳細
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名前 【玉祖神社】木造制札(もくぞうせいさつ)
分類 文化財
画像
指定文化財 国指定文化財
解説  文治(ぶんじ)元年(1185)十二月に、北条時政(ほうじょうときまさ:1138~1215)が玉祖神社の宮寺・薗光寺(おんこうじ)に出した制札です。この制札は、日本最古の禁制(きんぜい)として有名です。
 「薗光寺は、鎌倉幕府の源頼朝(みなもとよりとも)の祈祷所(きとうしょ)であるから、寺や田畠、山林などを荒らしてはならない」という内容が書かれています。
 制札は、縦20㎝、横15㎝、厚さ1cmの板に墨書してあります。署名にある「平(たいら)」とは、平氏の流れをくむ北条時政のことです。
 上部中央に釘穴がみられることから、門前にかかげていたことが想像できます。

[昭和25年8月29日指定 重要文化財]
(古社寺保存法による戦前の指定:明治43年4月20日)
種類 古文書
時代 鎌倉時代
関連する文化財 玉祖神社 男女木造神像、玉祖神社のくす
場所 A地区
所在地 八尾市神立5丁目
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